城の西のお店 おうちごはんと暮らしのまなび舎 ままやさん ご紹介

野里の住宅街の一角に小さな白いお家で、おうちごはんと暮らしの学び舎「ままや」を営まれているのは、清水英子さんとボランティアスタッフ。
「ままや」は「まんま」をもじって付けられているとのことです。
ランチには、たっぷりの昆布とカツオで丁寧に取られた自家製「ままや出汁」をベースに作られたお汁他、おかずの数々。
お米は一宮産の農家から直接購入したコシヒカリ。
ヘルシー志向好みの味付けです。
お城の北側に位置しているので、お城の土塁の緑が窓一面に広がり、静かで落ち着いた店内です。

2022年9月より、
ランチ:火曜日と木曜日。
※他の曜日は様々なイベント開催やレンタルスペースとして活用されています。

ランチ営業:12時~14時 1,000円税込 要予約。
軒先マルシェ+喫茶営業:木曜午後13時~15時 野菜・焼き菓子・手作り小物など 14時前後に「魚屋てっちゃん」鮮魚移動販売あり。
ままや貸します:上記以外の日に、レンタルします。お問い合わせください。
料理教室;4人までのグループでお申込み。ままやと都合があれば開催可能。実費+500円。
出汁の取り方、鶏唐揚げ、ショウガシロップなど、ままや人気メニューの作り方を教えます。

お電話でお問い合わせください。079-288-5091(平日10時~17時)

〒670-0874 姫路市八代本町2丁目1-45 地図(google map に飛びます)
最新情報:おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや | Himeji-shi Hyogo | Facebook

地域のマルシェご紹介 ヘッセドマルシェ

令和元年11月頃から始まった城の西の小さなマルシェ。
「ヘッセドマルシェ」

もともと、縫製工場だった建物の1階とお庭を開放し、月に1回小さなマルシェが開かれています。

主催は、ヘッセドの家さん。

スローソサエティ&城の西エリアマネジメント準備会も、1出店者として参加させていただいております。

お店のラインナップは、

・ドリップコーヒー(綿菓子、包丁とぎもあります)

・お花 季節のアレンジや仏花などもあります。

・アロマ

・焼き菓子

・自家製酵母のパン

・ハンドメイドの服やカバンなど布小物

・野菜

・地域の商品色々&お結び&スープ(これ、スローソサエティが出店してます)

などです。

 

お店の都合などで、お休みになることもありますが、

大体いつも、このレギュラーメンバーです。

11時に来場して、お昼ご飯を食べて、おやつを食べて、買い物をして、おしゃべりをして帰るっていうのが、

よくある滞在スタイルでしょうか。
会場の中央には、おしゃれなアンティークのテーブル(デスク?)があり、
サイドにも重厚なソファコーナーがあり、ゆったりとできるのがこのマルシェの魅力です。

たまに、イベントで、手打ちそばの実演&イートインがあったり、

使わなくなった機械などを分解して学び遊ぶ、「分解クラブ」や

12月には、「しめ縄づくり」などを行うこともあります。

環境に配慮したイベントとしては、

もう使わなくなったモノを、捨てずに次の方へ譲る、

あげますもらえます=「アゲモラ市」をしたりもします。

マルシェオープン日時:毎月第1土曜日(例外あり)11時~15時頃
会場:ヘッセドの家(姫路市嵐山町25‐1 徒歩がいいよ)
地図(google mapに飛びます)

第1回 ヒメジくるくる市 楽しかった①

準備段階では色々と多難だったヒメジくるくる市だがが、

なんとか、当日までに諸々解決し、気づく範囲では開催にこぎつけることができた。

「気づく範囲で」ということが肝だな。

第1回のマルシェで課題がでれば、また次回のレベルアップにつながる。

前回の記事以外に、課題だったことは(言える範囲で)

 

・臨時的食品取扱届出

飲食出店者が露店営業許可を取っていれば主催者が動くことは必要ないが、許可を持っていない出店者がいると、

主催者が臨時的食品取扱届を出す必要があり、保健所の指導どうりに調理や保管をする必要がある。

(大きなイベントでは、露店営業許可がないと出店できないことが多い)

これが、なかなか厳しい。じゃあ、いったい何ができるんだ?というくらい、あれもダメこれもダメと言われるイメージ。

実際に出店できなくなった店もあった。

保健所の指導を出店者に共有し、衛生上問題がない調理&保管&設備を行う。

 

・小間割り

なんせ、マルシェの主催に慣れていない事務局としては、

1小間の面積はどれくらいがよいのか、会場に何店舗入るのか、店と店の間隔は開けていた方がいいのか、

いわゆる、マルシェで普通と言われるタープテントのサイズはどれなのか?

お客さんの導線、食べ合わせ、飲食と物販ブースとの関係性を考えた場合、どう配置するのが、

居心地のよい空間になり、売り上げも上がるのか?悩みは尽きない。

これは、平面図に1小間サイズの紙を置いて、たくさんシミュレーションをした。

出店者に希望を聞くべきかも悩んだが、聞いていたらまとまらない可能性もある。

A店は希望が通ったがB店は通らなかった、なぜだ?ということになりかねない。

みんなが気持ちよく当日を迎えるためにはどうするべきなのか、悩みまくった。

あの店なら、ここら辺がいいかなあっていう予想が外れることもあるので、

出店者と主催者とのコミュニケーションは大切である。

 

・備品

あると思っていたテーブルの数が足りないだとか、椅子がないだとか、

出店者さんはいつも通りの備品を持ち込みたいのか、荷物を軽くするために、借りたいのか、

ルールがないからこそ、選択肢が多く、一つ一つ確認していかなければならない。

そう、ルール(規約)がまだなかった。

 

・駐車場がない

来場者さんの駐車場がないことはもちろん、出店者さんの駐車場もない。

来場者さんには、公共交通機関で来てもらうように呼び掛けるしかない。

それか、近くのコインパーキングを利用してもらう。

そうすることで、駐車場警備の人を削減できる。

出店者さんの駐車場は、なんとか、ちょっと遠いけれど確保できた。

ただ、出店者さんがそこへ車を持って行ったあと、どうやって戻るかが課題であった。

スタッフが送迎車を出すことで対応した。スマートではないが、気持ちを優先した。

 

・規約がない

イベントする場合は規約を作った方がいいとスタッフ間では話をしており、

規約を一番初めに作った。一応できた、けど完成しない。

なぜなら、一度も実施していないから、何が良い運営なのか分らなかった。

規約の文章が増えれば増えるほど、出店者さんの自由が奪われていく。

城の西エリアマネジメント準備会はそんな身分ではない。

第1回のくるくる市をしながら規約も作っていくことにシフトした。

そういえば、まだ規約の仕上げができていないな。次回までに作る必要アリだ。

 

・スタッフが足りない

当日、会場でいろいろと世話焼きをしてくれるスタッフが、思っている以上の数で必要である。

それは、当日になって気づくことがよくある。

コアスタッフが走り回ることとなり、何も食べてない、何も見てない、写真は撮っていない、

なんかわからんけど、気づいたら終わっていたという感じで時間が過ぎていくのである。

ここのコーナーは○○さん、よろしく!と、完全に任せることは大切である。

ただ、ボランティアではつらいこともある。マルシェを継続していくことはできなくなる。

とにかく、楽しいんです!という人は年に1回くらいなら楽しんでくれるが、

そのうち、あれ?なんで無料で一日仕事しないといけないの?っていうタイミングが必ず来る。

だから、無償ボランティアを軽々しくお願いしてはいけないと思う。

少しでもお礼を渡せるような運営を考える必要がある。

どこからお金を引っ張ってくる?

 

さあ、また書きすぎたので、次回へ続く。

 

第1回 ヒメジくるくる市 開催は前途多難

第1回ヒメジくるくる市開催秘話(ほんの一部)をここでご紹介
いざ、開催日(11月20日)をさらっと決めたものの、
実際はどうすればいいのか全く分らないままのスタート。

コアスタッフは7名。事務担当はうち1名。6名は別の本業と兼務。
このメンバー、それぞれの得意分野をもつ敏腕スタッフたちではありますが、
それぞれの個性が強くて、まとまらない。
けれども、それが当日に本領発揮に結び付くという不思議現象をこれまで起こしてきた
ベリーインポータントピープル(VIP)なのである。

当日に向けたスタッフたちの動きはこれだけ。

気になる課題を出し合う→解決への糸口を探す→決める→やっぱそれじゃあかん→他の方法を探す

すごくシンプルであるが、一つ一つの課題を、
知恵を出し合い、できる方法はないか?とあの手この手で模索する。
早く見つけた課題は、早く解決できるが、開催前日に「そういえば、・・・」って気づくこともある。

とにかく、ゴミを出さないというこのコンセプトがめちゃめちゃ難しいのだ。

今日一日ゴミを出さなかった人はいるだろうか?
それほど、ゴミは我々の暮らしにべったりとくっついているのである。
ずっと気を張り詰めていても、そーっとゴミが侵略してくるのだ。
「袋要らな・・」と言う隙も与えないレジの人。
「これよかったら」という丁寧に梱包された使わない贈り物。
もはや戦いである。

ここで、くるくるマルシェ準備段階で出た課題を少しご紹介。

課題)飲食提供はどうする?使い捨て容器のゴミは絶対に出したくない。
意見)マイ食器やマイカトラリーを持って来てもらおう。
課題)じゃあ、ふらっと来たお客さんは、食べられないということ?
マイ食器ない人には売れません。って断る?
意見)そういう人には、仕方ないから、紙皿でも提供したら?プラトレーよりもエコじゃない?
ネットでエコな紙皿って売ってるよ。お店の人に使ってもらったら?あ、めっちゃ高い!!
洗って繰り返し使えるプラスチックのお皿を買えるようにしたら?お皿屋さん。
そしたら、持って帰ってもらえるんじゃない?
でも、それだと会場内のゴミはなくなるけど、将来のプラスチックごみを生み出しているのでは?
会場からちょっと離れたところに闇市作ってさあ、高く食器売ろかあ。。
どうしても食べたい人は買うんじゃない?
⇒結局、会議の場では、これといったアイデアが出ずに終わる。

その後、インターネットでいろいろな環境マルシェを調べていて出てきたのが
「リユース食器」
割れにくい食器に、「エコ」とか「リユース」とか、
かわいいロゴマークが入っていて、環境を考えるツールとしても使える。

こ、こ、これやーーー!!
シンプルに考えると、つまり学校の食器と一緒。みんなの食器を洗って何度も使うってこと。

そうか、よく考えてみると、
使い捨て食器を使うことが特別扱い(よっぽどの時だけ)されるべきやん。
なのに、今の時代、洗って何回も使うことが、エライ、エコだねえと特別扱いされている。
習慣って怖い。

リユース食器を扱っている事務所は、
姫路市内にない、
播磨地域内にない、
兵庫県内にあった!尼崎市内にあるけれど、近隣市町村にしか貸出していない。
姫路は圏外、残念。
もはや、無理なのではないかと絶望。

は!もしや!
県外でも、宅配便で送ってくれたりしたりなんて?って
ダメもとで、吹田市のリサイクルセンターのサイトを見てみると、
大阪府以外の県にも送れますと書いてあるではありませんか!!
しかも、ここのリサイクルセンターの愛称が「くるくるプラザ」
ネーミングセンスが「ヒメジくるくる市」と一緒や!ここしかない!

問い合わせたところ、姫路にも送ってもらえるし、
11月20日は大きなイベント予約が入っていないから、利用可能とのことで、
一件落着した。

ただ、一つ懸念があった。
姫路市民に受け入れられるのか?ということ。

リユース食器ってなんやねん?
保健所食品衛生の担当者がアウトっていうかも?
そんなことを考えつつ、保健所へ問い合わせた。

「ああ、常識の範囲内ならいいですよーー。洗って使うんですよねー。いんじゃないですか?」
あっさりOKが出たのだった。

マイ食器を持って来てもらうことを来場者に何度も告知し、
持って来ていない人にはリユース食器をデポジット制で使ってもらう。
そう決まった。

これは、主催者にはもちろん、出店者さんにもメリットがあるのだ。
使い捨て容器を買う必要がない。経費削減になる。
そして、食器を持ってきたら、ついつい、そこにお料理を入れたくなる人間の心理を
うまく使っているのである。

結果として、売り上げにもつながった。
Thank you! マイ食器持参!!

第1回 ヒメジくるくる市 開催に向けて

◎第1回ヒメジくるくる市とは?

環境や食品ロスなどに配慮した、初めての循環型チャレンジマルシェです。

◎コンセプトは?

「ごみを出さない」「お金だけのつながりじゃない」

◎「お金だけのつながりじゃない」って何?

私たちの消費行動は、お金さえ払えばお終いという感覚になっているように思います。

「なんとなく買ったけれど、要らなかったからゴミ。また買えばええやあ」
「ここのん高くない?あっちの店安いのん売ってるで」
実際にモノを作ってみるとよくわかるのですが、商品にするまでにはたくさんの過程や苦労があります。
生産者の思い、こだわりなども含めて、適正価格でお支払いをしたい。
お金と交換した後は、大切に食べたり、使ったりすることで気持ちの豊かさにつなげたい。

お支払いの相手はモノではなくて人なのです。

◎きっかけは?

増え続けるごみ、お金を払うだけの顔の見えない消費行動、食べ残しや廃棄などの食品ロス。
今私たちの暮らしにある社会問題と、
その反面気づいていながら行動に移せていないという違和感から、
この市(いち)は生まれました。

◎チャレンジマルシェとは?

上記2つのコンセプトで行うマルシェは、とにかく初めて。
主催者、出店者、来場者のみなさんが一緒になって工夫と挑戦をします。
主催者は、ゴミを出さない会場の設え、全体の関係性、告知を工夫する。
出店者は、ゴミが出ないお店の設え、商品、提供方法を工夫する。
来場者は、ゴミにならない食べ方と持ち帰り方を工夫する。
みんなが、人とのつながりやこの場を愉しむ。

そして、このマルシェをきっかけとして、
①一人ひとりが、持続可能な暮らしへの意識を高めていくこと
②姫路のイベントでは、ゴミ0が当たり前になる

そんな、マルシェにしたい。

つづく