第1回 ヒメジくるくる市 楽しかった①

準備段階では色々と多難だったヒメジくるくる市だがが、

なんとか、当日までに諸々解決し、気づく範囲では開催にこぎつけることができた。

「気づく範囲で」ということが肝だな。

第1回のマルシェで課題がでれば、また次回のレベルアップにつながる。

前回の記事以外に、課題だったことは(言える範囲で)

 

・臨時的食品取扱届出

飲食出店者が露店営業許可を取っていれば主催者が動くことは必要ないが、許可を持っていない出店者がいると、

主催者が臨時的食品取扱届を出す必要があり、保健所の指導どうりに調理や保管をする必要がある。

(大きなイベントでは、露店営業許可がないと出店できないことが多い)

これが、なかなか厳しい。じゃあ、いったい何ができるんだ?というくらい、あれもダメこれもダメと言われるイメージ。

実際に出店できなくなった店もあった。

保健所の指導を出店者に共有し、衛生上問題がない調理&保管&設備を行う。

 

・小間割り

なんせ、マルシェの主催に慣れていない事務局としては、

1小間の面積はどれくらいがよいのか、会場に何店舗入るのか、店と店の間隔は開けていた方がいいのか、

いわゆる、マルシェで普通と言われるタープテントのサイズはどれなのか?

お客さんの導線、食べ合わせ、飲食と物販ブースとの関係性を考えた場合、どう配置するのが、

居心地のよい空間になり、売り上げも上がるのか?悩みは尽きない。

これは、平面図に1小間サイズの紙を置いて、たくさんシミュレーションをした。

出店者に希望を聞くべきかも悩んだが、聞いていたらまとまらない可能性もある。

A店は希望が通ったがB店は通らなかった、なぜだ?ということになりかねない。

みんなが気持ちよく当日を迎えるためにはどうするべきなのか、悩みまくった。

あの店なら、ここら辺がいいかなあっていう予想が外れることもあるので、

出店者と主催者とのコミュニケーションは大切である。

 

・備品

あると思っていたテーブルの数が足りないだとか、椅子がないだとか、

出店者さんはいつも通りの備品を持ち込みたいのか、荷物を軽くするために、借りたいのか、

ルールがないからこそ、選択肢が多く、一つ一つ確認していかなければならない。

そう、ルール(規約)がまだなかった。

 

・駐車場がない

来場者さんの駐車場がないことはもちろん、出店者さんの駐車場もない。

来場者さんには、公共交通機関で来てもらうように呼び掛けるしかない。

それか、近くのコインパーキングを利用してもらう。

そうすることで、駐車場警備の人を削減できる。

出店者さんの駐車場は、なんとか、ちょっと遠いけれど確保できた。

ただ、出店者さんがそこへ車を持って行ったあと、どうやって戻るかが課題であった。

スタッフが送迎車を出すことで対応した。スマートではないが、気持ちを優先した。

 

・規約がない

イベントする場合は規約を作った方がいいとスタッフ間では話をしており、

規約を一番初めに作った。一応できた、けど完成しない。

なぜなら、一度も実施していないから、何が良い運営なのか分らなかった。

規約の文章が増えれば増えるほど、出店者さんの自由が奪われていく。

城の西エリアマネジメント準備会はそんな身分ではない。

第1回のくるくる市をしながら規約も作っていくことにシフトした。

そういえば、まだ規約の仕上げができていないな。次回までに作る必要アリだ。

 

・スタッフが足りない

当日、会場でいろいろと世話焼きをしてくれるスタッフが、思っている以上の数で必要である。

それは、当日になって気づくことがよくある。

コアスタッフが走り回ることとなり、何も食べてない、何も見てない、写真は撮っていない、

なんかわからんけど、気づいたら終わっていたという感じで時間が過ぎていくのである。

ここのコーナーは○○さん、よろしく!と、完全に任せることは大切である。

ただ、ボランティアではつらいこともある。マルシェを継続していくことはできなくなる。

とにかく、楽しいんです!という人は年に1回くらいなら楽しんでくれるが、

そのうち、あれ?なんで無料で一日仕事しないといけないの?っていうタイミングが必ず来る。

だから、無償ボランティアを軽々しくお願いしてはいけないと思う。

少しでもお礼を渡せるような運営を考える必要がある。

どこからお金を引っ張ってくる?

 

さあ、また書きすぎたので、次回へ続く。