みんなの公園愛護会のサイトに我々が載った!!

一般社団法人みんなの公園愛護会

のサイトで記事にしていただきました。

 

先日10月19日、山野井公園での剪定講座を開催した際に、

みんなの公園愛護会(東京)より、代表の椛田さんがお越しになり、取材してくださいました。

 

みんなの公園愛護会とは、、、

地域の小さな公園を支える公園愛護会や公園ボランティアをサポートするための団体

です。

先日、こちらでも記事を掲載しましたが、

また違った目線からのレポートをぜひご覧ください。

みんなの公園愛護活動レポートのページです。

↓ (((っ´∀`))っハイッ

緑の循環でSDGsとコスト削減、地域の人・専門家・行政で一緒に実験

 

みどりを見る目を養う 剪定講座

木の管理 悪循環を断ち切れ!

お庭の木、公園の木、学校の木、街路樹など、
身の回りにはたくさんの木があります。

知らない間に生えたもの、わざわざ植えたもの、
ずーっと昔からいるものなど、
木の歴史も様々です。

でも、「管理がとても大変」っていう声、
よく聞きます。

特に、公共の場の木々はどうしましょうか。
落ち葉が落ちて困るから、行政に剪定を依頼したり、
公園愛護会等、自治会のみなさんで剪定したりしていますか?

よくあるパターンとしては、
手間が少ないように、しばらく剪定せずに済むように(予算がない)と、
強剪定されます。
トーテムポールのように、バシバシ切られて、葉っぱがチョロっとついている、そんな剪定後の木を見たことあるのではないでしょうか?

一時的に、葉っぱも落ちてこないし、見通しも良くなりますが、

木は元気でしょうか?美しいでしょうか?
町は明るくなりましたか?
観光地である姫路に来たお客さんは、素敵だと思うでしょうか?

そして、1年ほどしたら、もっと勢いづいて枝葉が出てきます。
木からしたら、枝を切られることは、あるべきものが奪われた状態。
だから、また切られても生きていけるように、もっと枝葉を伸ばしておこうとリスクヘッジにかかるのです。

悪循環に気づきましたか?

では、
美しく、手間やお金がかからず、木と共生していく方法はあるのでしょうか?

剪定講座

令和4年10月19日に、
城の西エリアマネジメント準備会主催で、
剪定講座を開催しました。
講師は、リビングソイル研究所の西山雄太さん
講座の様子をお届けします。

今回モデルとなった場所は公園。
住宅街にあり、姫路市が管轄する山野井公園です。

低木の管理

出入口付近、境界の内側には低木のシャリンバイが植えられています。

 

ただ、茂りすぎて見通しが悪く
もし向こう側に小さな子どもがいたとしても見えません。
道路側からも見えないので、小さな子が飛び出してくることを察知するのはむつかしそうです。

よくあるのはチェーンソーなどで、平面状に切り揃えられる剪定です。
作業時間が短く整えられてよさそうですが、
やり続けると、だんだんと上面の高さが上がってきて、壁のようになります。そうすると、見通しはさらに悪くなります。

ここでは、
剪定ばさみを使って一枝ごとに切っていきましょう。
今、手間がかかりますが、数年後の管理はとても楽になります。

よくありがちな切り方は、枝の途中で地面に平行にバシッと切ってしま方法。太巻きのお寿司一本を真っ二つに切るイメージ。
そうすると、しばらくしたら、その断面から複数の枝が生えてきます。
そう、ますます枝が増えるのです。

そうせずに、枝の根元で切るようにしましょう。

そうすれば、そこからはもう枝が出てこない(出てきにくい)そうです。

みんなで実践。
みんな夢中で切っていました。

大きくなってほしくないけど大きくなる木の管理

まあ、なんて人間の勝手なんでしょう。
そもそも、大きくなる木は、大きくなってほしくない場所に植えてはいけませんね。
植える前に気づけるようになりましょう。

でも、何かの理由でそこに大木となる木がある場合は、何とかしなければいけません。
大きくなる木は、木の幹が太くなります。
そのままにしておくと、上へ上へと成長し、手の届かないサイズになってしまいます。

そういう場合は、思い切って、株元から切ってしまいましょう
(木の種類によるので、ひこばえが出てくるか確認してください)

しばらくすると、そこから、複数のひこばえが出てきます。
その中で、美しく伸びそうなものを数本選び残し、他は切ります。
そうすると、お手入れのしやすい元(もと)大木が出来上がります。
このひこばえが成長したら、また根元から切ればよいのです。

大きくなってほしい大きな木

山野井公園の中央付近には大きな木があります。
これは、公園では珍しい配置

広場面積を大きく取ろうと思えば、木々は端の方へ植えられてしまいます。
でも、子ども連れの親からしたら、公園に木陰があることがとてもありがたい。
だからこそ、この大きな木は、この調子で大きくなってもらいましょう。

強剪定されていない木は、美しい自然樹形が出来上がりますが、
強剪定されたんだろうな、という木は、少し不気味で、元気がなさそうに見えます。
そんな木も、お手入れをすることで、美しい樹形へと整っていきます。
木が大きくなっても、剪定のポイントは同じです。
枝が出ているところから切ることです。

数年後、こんな形になりそうだな、という未来予想図を描きながら、
剪定するようにしましょう。

剪定木くずが邪魔

よくある話です。
切った木はどうすればいいの?
粗大ごみに出せばいいの?姫路市が回収してくれないの?

落ち葉や草は、よく可燃ごみの袋に入れて捨てられていますね。
でも、それ、本当にゴミでしょうか?
なぜ、落ち葉が落ちるのか考えてみると、ゴミではないことはわかるはずです。

冬の間、エネルギー消費を抑え、木の根元に落ち葉を落とすことで、堆肥へと変わり、自分への栄養にしているのです。
掃き清めるほど、木はやせ地に生きることになります。

ということは、落ち葉も、草も、剪定木くずも、栄養になります。
同じ公園内で循環させれば、人件費、ガソリン代、袋代もかかりません。
肥料を外から持ってくる必要もありません。

今回の剪定講座では、テストとして、チッパーを使ってあっという間にチップ状にし、木の根元に敷きました。

こういうことをしたいと自治会等から姫路市に希望をだせば、チッパーを使わせていただけるようになりそうですね。

(問い合わせてみてください)

家庭用ので所有したい場合はガーデンシュレッダーと調べると売っていますよ。

また、ワイヤーメッシュのコンポストを置いて、そこに落ち葉や草を入れるようなルールにしておくと、

ゴミ袋に入れて焼却処分する必要がなくなる上、いい堆肥ができあがります。

芝生や雑草の管理が大変

第一印象がよさそうで、芝生を植えたけども、
伸びてくるし、草も生えるし、管理が大変というお声、よく聞きます。
かといって、裸地にしても、砂利にしても、結局草は生えますね。

そんな時には、こんな芝刈り機はいかがでしょうか?
押せば動いて、芝刈りができます。
電源は要りません。

さあ、いかがでしたか?
何か一つでもやれそうなことから取り入れていただければ幸いです。

干瓢を作る

春に種を蒔いた、夕顔。
どうやら、そろそろ収穫して干すタイミングだと知り、
インターネットの情報を見よう見まねで、
干瓢づくりにチャレンジしました。

場所は、はらっぱ菜園。

箕形丘(風土記の丘)

まずは、半分に切って、

そして、二人で、上半分と下半分を担当分けして、
さっさかひも状にしていきましょう。
早く干して、水分を飛ばすことが大事だそうです。

にしても、とにかく滑るんです。
果肉は柔らかいです。
リンゴよりかは、ラフランスみたいなかんじ。
下に敷いているまな板を、木製のものにするか、
タオルを敷くかすると、滑りにくくなって切りやすくなりました。

初めは、包丁でかつら剥きのような感じにしていましたが、
どうもうまく切れないので、
ピーラーのお出まし。
するすると剥いていきます。
次第に慣れて、長くひも状にできることも数回でてきました。

そして、一球を二人で頑張って剥いて、


天日干しへ!

ヒモ状になっているものは、ひっかけて、
短いのは青い網に入れて乾かすことにしました。
なやかんや場所をとるんですよ。切った長さが短いから。

ぱっと見、海産物を海辺で干しているように見えるんだなあ。。
イカっぽい。

さて、真夏の太陽を浴びて、からからに乾かすことが望ましいらしいが、
干して1時間後に雨が降ってきましたよ。。ぴえん。

最近お天気が不安定ですなあ。。

金曜日に干して、土、日、月。
4日目(どこから数えるのか分らんが)、
こんな感じ。

きしめんが細うどんになった。

でも、まだなんか湿っぽい。
カラカラにはなっていないわねえ。

なんせ、成功した物を見ていないので、完成がどこかわかりません。
売り物は見たこと、触ったことあるけど、
これとは全然違うし、もっと肉厚やし、ヒモみたいやったし。

干瓢農家さんは、ボイラーで乾燥させるってインターネット情報では書いてありますけども、
そんなものありませんし、例えば、
ドライヤー、食器乾燥機、洗濯乾燥機で乾かすとかどうなん?

というのも、早く乾かさないとカビルンルンだそうです。
むつかしいねえ。

コンポストカボチャ物語

「コンポストかぼちゃの収穫」の巻
スローソサエティ裏にある丘は、
箕形丘(みかたおか)。播磨風土記に出てきます。
そこに作ったはらっぱ菜園でのお話。
そこに、昨年度、生ごみコンポストができました。
過程の生ごみを、可燃ごみに出すことなく地域内でたい肥にして、
畑に戻そう、という取り組みです。
半年くらいしたら、寝かせて、熟成させて・・・なんて
考えていた矢先、生ごみから芽が出ました。
ええ、
何も植えてないと言えば植えてないですが、
種を放り込んだと言えば放り込んだのです。
せっかく出た芽なので、そのまま様子を見ることにしました。
大きくなりそうだなと認識したのが、4月15日。
どうやらカボチャらしい。
そのまま見守り続け、
5月
6月
6月後半には実がつき、
とうとう8月1日に収穫となりました。
決して何も植えていないけれど、生ごみのかぼちゃの種から、
立派なかぼちゃが生まれましたとさ。
なんだか、おとぎ話のような、カボチャ物語です。
カボチャを切ると中から、かわいいカボチャ太郎が生まれるとか。。
光り輝く姫が鎮座しており、いじめられ、舞踏会に行って、ガラスの靴をあざとく落とすとか。。
知らんけど。
食べても終わらない、もっと増えるカボチャ。
生ごみコンポストはおもしろい箱だなあと思った夏です。

城の西 SDGs宣言!

城の西エリアマネジメント準備会からご報告です。
7月22日(金)城の西地域でのSDGsを推進するため、
城の西連合自治会のみなさんに向けて、
姫路市地方創生室のSDGs推進室からSDGsの説明をしていただきました。
そして、地域の中でそれぞれが出来ることを考え行動していこうという事で、
城西地区連合自治会では、この度姫路市の自治会としては初めての「SDGs宣言」を行いました。
「SDGs」と聞くと、どうしても、企業が取り組むことかな?とか、
国際的な専門の仕事をしている人たちが取り組むことかな?と思ってしまっていませんか?
少し自分事として感じにくいアルファベット4文字です。
でも実際は、私たちの暮らしの中の小さな行動一つ一つが、
つながり合って、大きなこととして見えてきているのです。
プラスチックごみを道に捨てる小さなことも、海洋プラスチック問題につながります。
生ごみを家庭内でコンポスト化する小さなことは、地球全体のゴミ焼却エネルギーの削減につながります。
私たちにできることを、少し意識して行動におこしてみましょう。
同じ地域に住む者同士が共通認識をもっていることは重要ですね。

おばあちゃんちの間取り

おばあちゃんの家は、南北に長かった。立て付けの悪い南の門(引き戸)をゴトゴト開けると、土かコンクリートかわからない通路があって、左側に植木鉢が並んでいた。右側には庭があり、木の塀があって通路からは見えなかった。

玄関の戸を開けると土間があり、冷ややかな空気が流れていた。土間をまっすぐ行くと、家の一番北にある台所に通じていて、その途中に部屋へ上がれるふすまがあった。ふすまを開けるといきなり、こたつに入ってテレビを見ているおじいちゃんの姿が目に飛び込んでくる。

玄関ホールも廊下もない、2階もない家。「となりのトトロ」のサツキとメイの家みたいに、どこかに階段が隠されているのではと何回も探したけれど、やっぱりなかった。2階建ての家しかないと思っていた当時、どうして2階がないのかと尋ねると「大工さんが作り忘れたから」と言っていた。そして、私は納得していた。

おじいちゃんと話していると、奥の台所から、おばあちゃんがお茶をお盆にのせてやってくる。「あなたも、おばあちゃんが遊びに行ったらこうやってお茶を淹れてよ」と、何度か言われた。

おばあちゃんの家の間取りは古かった。土間を奥へ進むと、今でいうパントリー(キッチン近くの収納スペース)みたいな場所があった。窓がなく、暗くて寒い場所なので、いろいろ保管するには好都合なのだろうけど、子どもにとっては怖い場所だった。

パントリーを通り過ぎると、靴を脱いで台所へ上がることができる。ほぼ地面の高さなので、めちゃくちゃ寒い。コンクリートに薄いじゅうたんを敷いたような感じだった。左側には、餅つきの石臼のような触り心地の流し台があり、正面にガス台、右手に作業場(缶詰や乾物など、とにかく物が積んである)があった。

流し台で水を流すと、壁と床の境目にある小川を通って家の外へ流れて行った。今でいう排水用のパイプが床の上にあり、それが小川のように丸見えだった。私はそれを見るのが楽しみで、「おばあちゃん、水見たいから、まだ流したらあかんで」と家事を邪魔した。ときどき、笹舟で遊ぶみたいに、何かを流したような記憶もある。

ガス台の奥には、小上がりの食事室があった。4畳半ほどの部屋で、東側に食器棚、テレビ、ごはんの残りを入れておく棚、北側に孫の写真やカレンダーなどの掲示物、西側には、ふだんはあまり使わない台所道具が並ぶ棚、冷蔵庫、炊飯器があって、部屋の中心にちゃぶ台があった。小上がりの高さは50cmほどで、「ヨイショ」と足に力を入れて上がらなくてはならない。それがこの建物の本来の床の高さであり、台所は地面の高さなのだ。なぜか、ダイニングに冷蔵庫や食器棚、炊飯器があり、用事があるたびに大きな掛け声をかけながら上り下りしていた。

お風呂とトイレはあったけれど、一番端っこの、渡り廊下でつながっているような感じの場所にあった。洗面所と2層式の洗濯機は、庭の横(屋外)にあった。縁側には足踏みミシンが置かれていて、ペダルを踏むのが楽しかった。いつ建った家なのかわからないが、父が3番目の末っ子で、昭和23年生まれだから…昭和初期の家としては画期的だったらしい。

夜になると、おばあちゃんが歯を磨きながら言っていた。「ここ(南の庭に面する縁側)から毎日、三日月が見えるんや。毎日やから不思議に思って、よう見たら、ジャスコ(JUSCOのネオン)のJやったねん」というおトボケも、今になってじわじわくる。

おじいちゃんの出番が少ないが、おじいちゃんはおじいちゃんの世界にいたな。

おばあちゃんの家はこちら(「城の西まぐMAP」googleマップが開きます)

(ライター:misty)