3月3日~5日 千姫春まつり

3月3日千姫春まつり
初日が無事に終了しました。
千姫天満宮総代会による、3日間のイベントです。
初日は、千姫とひなまつりをテーマに、「千姫と雛あそびの今昔」として、
日本玩具博物館学芸員の尾崎さんより、雛あそびの起源や千姫が生きていた時代の雛あそびについてお話をお聞きしました。
元々、邪気払いの意味もあり、桃の節句であった中国から伝わった文化と、
宮中の女の子の遊びだった雛あそびが混ざり、飾りになり、豪華になり、
次第に庶民にも知られていったということです。(ざっくりと言いすぎていますが、難しいです)
昔のことなので、まだまだ研究途中でわかっていないこともあるようですが、そこが、また雅ではありませんか。
「日記や写真などを残しておくと、未来の人に見られるんだなあ、残さないようにしよう」と思った香久山カグヤでございます。
さて、明日4日(土)は「千姫と羽子板まつり」をテーマに
13時半~「千姫の羽子板と山野井村のものがたり」のお話を聞きに行きませんか?
境内では羽根つきも楽しめますよ。ぜひぜひどうぞ。
5日(日)は、千姫天満宮建立400年の日です。
勧学祭、神事、梅花祭
奉納の舞
千姫かるた会(江戸時代に戻って百人一首をたのしみましょう)
貝合わせワークショップ(千姫になったつもりで遊びましょう)
お茶席
ヒメジくるくる市mini(江戸時代のゴミを出さない暮らしに倣って、マイ食器、マイバッグ等をお持ちください。)
崇敬会館2階の公開展示、すごいですよ!ぜひ見に来てね!

1月14日 三浦豊さんと歩く城の西 姫山編

1月14日(土)小雨が降る中「三浦豊さんと歩く城の西 姫山編」を開催しました。

全体は2部構成。
午前の部では千姫ぼたん園を中心に、午後の部では、三の丸広場周辺を。
まずは、大手門外側にいる3本の木。
この木は、やけにきれいに剪定されています。
特に、姫路の街路樹や公園の剪定って、場当たり的で美しくはないのですが、ここの大手門の木は、やけに丁寧(何回も言うけども)。
この木は、クロガネモチという木です。常緑で、冬に実がなり、別名「百万両」と言い、お金持ちや子宝を連想させ、とても縁起の良い木だそうです。
なるほど、だから、扱いが丁寧なのか。
(いや、どちらかと言うと、姫路城の玄関だからだと思います)
それから、大手門を過ぎて左手にはイロハモミジがいます。
この木の役割を考えたことがありますか?「きれいなあ」じゃないんです。
これは、姫路城の天守が見えそうで見えないという演出をしているんですって。
そんな風に、一つ一つの木を丁寧な解説をしていただきながら巡りました。
さて、姫路城は世界文化遺産ですね。
世の中としては、「うちの〇〇をぜひ世界文化遺産登録に!」という市民運動があるものですが、
姫路城が世界文化遺産に登録されたときは市民運動はありませんでしたよね(私は幼少期だったため記憶にございませんが。)。
つまり、姫路城はそれくらいの歴史的遺産だということなのです、と三浦さんより教えられました。
だから、それがベースとなって、優先順位が姫路城を見せることになってしまうのでしょうね。とのことでした。
そうそう、百日紅(サルスベリ)の語源知ってますか?サルでも滑るっていう話は有名ですが、
三浦さん曰く、つるつる滑る木はいくらでもあります。
百日紅は南方系の木で、その現地の言葉で、「サールスベーリ」というそうです。
音がそのまま来たということですって。
へー!
面白いお話はたくさん聞きましたが、書ききれませんので、
またぜひ皆さんご参加ください。
主催:城の西エリアマネジメント準備会

1月8日 山野井公園まつり

1月8日(日)
「山野井公園まつり」を開催しました。
この取り組みは、姫路市と兵庫県立大学による次世代の小規模公園のあり方と管理方法に関する共同研究における社会包摂型公園管理の社会実験です。
姫路市内に公園はたくさんありますが、その利用と管理については、各地域での課題となっています。
小規模公園の在り方を考えるきっかけとして、また、どのような形で住民がかかわることができるのか、糸口をみつける社会実験となりました。
  
・公園利用に関するアンケート(お答えいただいたお礼に、焼き芋などのおやつふるまい)をする。
・公園の剪定木くず等を燃料に火をおこし、そこで煮炊きする機会を作ることで、人々の交流が生まれ、災害時の練習にもなる。
・昔遊びなど、手軽にみんなで遊べる玩具を通じて、多世代交流を促す。
・地域の飲食店等に出店依頼し、自治会が出店するという枠を外す。
・マイ食器持参呼びかけや、リユース食器の活用でゴミがでない工夫をする。
・公園に合った木々の剪定方法や落ち葉を堆肥にすることを学び、公園内で小さな循環を生み出す。
など、多様なテーマを一つの公園で開催し、住民のみなさまに「どうだったか」を感じてもらう一日となりました。
表面的な感想としては、「楽しかった」や「公園のポテンシャルを感じる」などでしょうが、
潜在的な課題や、なんとなく持っている公園や自治会に対する思い込みなども見えてきました。
私個人としては、「やさしい声掛けが生まれる場所になればいいなあ」と思いました。
アウェイな自分でも、気軽に「これ見てー」とか「食べてみる?」とか
「え?知り合い?」みたいな声掛けが、地域内だからできる、っていうのは、住んでいてとても安心するなと思いました。
なんていうか、子どもの頃、一人で公園にいっても、いつの間にか知らん子と一緒に遊んでいるみたいな感覚。

さて、アンケートの集計はこれからです。

実 施:姫路市建設局公園部、兵庫県立大学地域創造機構、山野井町自治会、岡町自治会、嵐山町自治会
事務局:スローソサエティ