1月8日(日)
「山野井公園まつり」を開催しました。
この取り組みは、姫路市と兵庫県立大学による次世代の小規模公園のあり方と管理方法に関する共同研究における社会包摂型公園管理の社会実験です。
姫路市内に公園はたくさんありますが、その利用と管理については、各地域での課題となっています。
小規模公園の在り方を考えるきっかけとして、また、どのような形で住民がかかわることができるのか、糸口をみつける社会実験となりました。
・公園利用に関するアンケート(お答えいただいたお礼に、焼き芋などのおやつふるまい)をする。
・公園の剪定木くず等を燃料に火をおこし、そこで煮炊きする機会を作ることで、人々の交流が生まれ、災害時の練習にもなる。
・昔遊びなど、手軽にみんなで遊べる玩具を通じて、多世代交流を促す。
・地域の飲食店等に出店依頼し、自治会が出店するという枠を外す。
・マイ食器持参呼びかけや、リユース食器の活用でゴミがでない工夫をする。
・公園に合った木々の剪定方法や落ち葉を堆肥にすることを学び、公園内で小さな循環を生み出す。
など、多様なテーマを一つの公園で開催し、住民のみなさまに「どうだったか」を感じてもらう一日となりました。
表面的な感想としては、「楽しかった」や「公園のポテンシャルを感じる」などでしょうが、
潜在的な課題や、なんとなく持っている公園や自治会に対する思い込みなども見えてきました。
私個人としては、「やさしい声掛けが生まれる場所になればいいなあ」と思いました。
アウェイな自分でも、気軽に「これ見てー」とか「食べてみる?」とか
「え?知り合い?」みたいな声掛けが、地域内だからできる、っていうのは、住んでいてとても安心するなと思いました。
なんていうか、子どもの頃、一人で公園にいっても、いつの間にか知らん子と一緒に遊んでいるみたいな感覚。
さて、アンケートの集計はこれからです。
実 施:姫路市建設局公園部、兵庫県立大学地域創造機構、山野井町自治会、岡町自治会、嵐山町自治会
事務局:スローソサエティ