1月14日(土)小雨が降る中「三浦豊さんと歩く城の西 姫山編」を開催しました。
全体は2部構成。
午前の部では千姫ぼたん園を中心に、午後の部では、三の丸広場周辺を。
午前の部では千姫ぼたん園を中心に、午後の部では、三の丸広場周辺を。
まずは、大手門外側にいる3本の木。
この木は、やけにきれいに剪定されています。
特に、姫路の街路樹や公園の剪定って、場当たり的で美しくはないのですが、ここの大手門の木は、やけに丁寧(何回も言うけども)。
この木は、クロガネモチという木です。常緑で、冬に実がなり、別名「百万両」と言い、お金持ちや子宝を連想させ、とても縁起の良い木だそうです。
なるほど、だから、扱いが丁寧なのか。
(いや、どちらかと言うと、姫路城の玄関だからだと思います)
それから、大手門を過ぎて左手にはイロハモミジがいます。
この木の役割を考えたことがありますか?「きれいなあ」じゃないんです。
これは、姫路城の天守が見えそうで見えないという演出をしているんですって。
そんな風に、一つ一つの木を丁寧な解説をしていただきながら巡りました。
さて、姫路城は世界文化遺産ですね。
世の中としては、「うちの〇〇をぜひ世界文化遺産登録に!」という市民運動があるものですが、
姫路城が世界文化遺産に登録されたときは市民運動はありませんでしたよね(私は幼少期だったため記憶にございませんが。)。
つまり、姫路城はそれくらいの歴史的遺産だということなのです、と三浦さんより教えられました。
だから、それがベースとなって、優先順位が姫路城を見せることになってしまうのでしょうね。とのことでした。
そうそう、百日紅(サルスベリ)の語源知ってますか?サルでも滑るっていう話は有名ですが、
三浦さん曰く、つるつる滑る木はいくらでもあります。
百日紅は南方系の木で、その現地の言葉で、「サールスベーリ」というそうです。
音がそのまま来たということですって。
へー!
面白いお話はたくさん聞きましたが、書ききれませんので、
またぜひ皆さんご参加ください。
主催:城の西エリアマネジメント準備会